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こんにちは。
カウンセラーの原裕輝です。
いつもありがとうございます。

■今回の記事の概要

「手放す」と聞くと、握りしめているものを無理やり捨てるイメージを持つ方が多いかもしれませんね。

でもカウンセリングで使っている手放しの意味は、少しずつ心の力を緩めていくことなんですね。

執着は悪いことではなく、それだけ大切に思っていた証でもあります。

恋も仕事も、頑張り方を少し変えるだけで、心はふっと軽くなるかもしれません。
諦めるのではなく心を緩める「手放し」の考え方を、取り入れてみませんか?

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執着を手放す方法|諦めるのではなく心を緩める心理学


*カウンセリングサービスのHPに同内容をアップしていますが、こちらのブログでも読めるように転載します。

文:心理カウンセラー 原裕輝(はらひろき)

■「手放す」ってどんなイメージ?

私達の心は何かに執着(何かに固執している状態)している時は、心がストレス状態になりやすかったり、今にふさわしいより良いものが入ってきにくくなったりする傾向があります。

別れた恋に執着している場合もありますし、
自分の考え方ややり方に執着をしている場合もあるし、
過去の栄光に執着している場合もあります。

執着してしまうのは、決して悪いことでも弱いことでもありません。
それだけ大切に思っていた、一生懸命だったという証でもあります。

だけど、その執着によって、あなたの心がストレス状態になっていたり、より良いものが入ってきにくい状態になっていたりする時には、カウンセリングでは、そのストレス状態から脱出するために、より良いものが入ってきやすい心の状態にするために、手放しという手法(考え方)を使うことがあります。

じゃあ、その手放しなのですが、皆さんは手放すってどんなイメージがありますか?

この質問をすると、多くの方は、「握っているものを捨てるイメージ」と、そんなお返事を言ってくださいます。

でも、カウンセリングで使っている手放すの意味はそうじゃないんですね。


■カウンセリングで使っている「手放す」の意味

カウンセリングで使っている“手放す”は、握りしめているものを、無理に捨てるのではなく、少しずつ力をゆるめていくイメージなのです。

例えを使って説明しますね。

例えば、ある女性の方が、旦那さんから離婚したいと言われていたとします。

この女性は、どうしても離婚したくないと執着していたとします。

大切な人だからこそ、どうしても手放したくないと思うのは当然の気持ちですよね。

だけど、「どうしても離婚したくない」という思いに固執することで、旦那さんの「離婚したい」という思いも強くなり、話し合いのたびに関係が悪くなっていっていたとします。

そんなストレス状態から脱出し、より良いものが入ってきやすい状態にするために、この女性は執着を手放すことにチャレンジしていくことにしたとします。

これは離婚を受け入れるということなのでしょうか?

実は、そうじゃないんです。

カウンセリングで使っている“手放し”は、無理に捨てるのではなく、少しずつ力をゆるめていくイメージなわけです。

だから、考え方としては、
『どうしても離婚したくないと固執している思いを緩めていこうね。』
という感じで考えていきます。

この離婚の話だと、
「どうしても離婚したくないと思っていたけど、私にとって、幸せになる選択が離婚であれば、離婚という方法があってもいいかもしれない。
だけど、今の段階では、離婚を回避する方向で頑張っていきたい。
その上で、幸せになるというベストの選択が離婚であれば、それも選択肢の1つとして入れていこう」

というように、
離婚への執着を手放そうというのは、
「絶対離婚は嫌だ」という固執している思いを緩めるというのであって、
離婚を受け入れようということではないわけですね。

どうしてもこれじゃないと嫌だと固執している思いを緩めていくという意味合いでとってもらえればと思います。


■手放しとセットで考えたい「目標設定」

カウンセリングでは、手放す時に、セットとして考えていくものとして、目標設定というのも一緒に考えていくことが多いです。

皆さんは、意味がないことには意欲を持てないですよね?

ましてや、執着しているものは、ここから離れたくないと心が言っているものを手放すわけですので、そもそも意欲を持ちにくい状態です。

意欲を持つためには、何か理由がいるわけです。

そのために、目標設定を考えていくのですね。

例え話を使って説明をさせていただきますね。

例えば、
自分の考え方に固執している頑固親父さんがいたとします。

そのために息子さんとぶつかり合いが多くなっていたとします。

「わしの考え方は間違っていない、息子の甘ったれた考え方がダメなんだ」
頑固親父さんが、そう思っているために息子さんと意見のぶつかり合いが多くなり、仲が悪くなってしまっていたとします。

奥さんが見るに見かねて、お父さんも息子の意見を受け入れてあげたらと言うのですが、頑固親父さんは、
「わしの言ってることは正しいのに、なぜ、わしがあいつの意見を受け入れなきゃいけないんだ」
と固執していたとします。

自分の考え方に固執しているので、自分が折れるとか受け入れるとかはしたくないわけです。
でも、自分の考え方に固執している限り、仲が悪いというストレス状態が続くわけです。

こんなストレス状態からの脱出には、手放しという手法(考え方)を使います。

そこには、自分の考えを手放す意味が必要になってきます。
それが目標設定という作業なわけですね。

頑固親父さんは、こう考えるのです。
「息子がちっちゃかった頃、仲が良かった。もう一度、あの親子関係に戻れるなら、自分の考え方へのこだわりを緩めていってもいいのかも・・・・」
というように、『あれを手に入れるために』、『これを手放していこう』という目標設定ができた時に、手放していくための意味ができるわけですね。

もちろん意味ができたからと言って、スムーズに手放せるとは限らないです。

そこには、
やっぱり自分が間違っていないのに、自分の考えを手放すなんてしたくないという執着が出てきたり、
でもやっぱり仲の良い関係に戻れるなら、自分のこだわりを手放したほうがいいんじゃないかという葛藤が出てきたりすることもあるでしょう。

もし皆さんが何かを手放そうとした時に、葛藤が出てきたとしたら、それは、あなたが本気で変わろうとしている証拠です。
「すぐに手放せない自分ってダメだな」なんて思わなくても大丈夫です。
そう思わずに、「葛藤しているというのは、それだけ本気で手放そうと私の心が頑張っているんだ」と思ってみてはいかがでしょうか。

“あのほしいもの(目標設定したもの)”が手に入るならと思うことで、葛藤を乗り越える意味をつくることが目標設定なんですよね。


■恋愛にも仕事にも使える「手放し」の考え方

先ほどの話は仲の良い親子関係を手に入れるために、自分の考え方への執着を手放すという話でしたが、
恋愛バージョンだったら、本当に幸せなパートナーシップを手に入れるために、前の恋愛を手放すという話になってくるかもしれませんし、
仕事バージョンだったら、今の時代にあった成功を手に入れるために、過去の成功パターンへの執着を手放すという考え方になるかもしれません。

ですので、
皆さんの中に、“何かの執着を手放そう”と思われている人がいたとしたら、
何を手に入れるために、何への執着を少し緩めていくのか。
そんな目標設定を一緒に考えてみてはいかがでしょう?

あなたの手放しのためのヒントになれば幸いです。

◎よろしければ、あなたの恋愛、人間関係を良くするのにカウンセリングを使ってくださいね。

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