こんにちは。
原裕輝です。
いつもありがとうございます。

●今回の記事の概要

「迷惑をかけたくない」「相手の負担になりたくない」という思いは、相手を思いやる“善なる思い”です。

でも、その思いが強くなりすぎると、ひとりで抱え込み、パートナーがあなたを愛する機会を失ってしまうことも。

助けてもらうことは、迷惑をかけることとイコールではありません。愛させる隙を作ることが、ふたりの安心感や信頼を増やすきっかけになるかもしれません。

今回の記事は相手に「迷惑をかけたくない」「相手の負担になりたくない」と思うやさしい人に特に読んでいただきたいお話しです。

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今日のテーマ
迷惑をかけたくない人ほど愛させる隙を作ろう

*こちらの記事はアメブロに掲載したものを、原の公式ブログでも読めるように掲載しています。

文:心理カウンセラー 原裕輝(はらひろき)

■「大丈夫」と言いすぎていませんか?

「迷惑をかけたくない」
「相手の負担になりたくない」
という思いが強い人ほど、パートナーに対して“愛させる隙”を閉じてしまうことがある、というお話をしてみたいと思います。

迷惑をかけたくないと思うことは、相手のことを思いやる“善なる思い”だと私は思っています。

相手のことを思いやれる。
相手の状況を考えられる。
相手に無理をさせたくないと思える。

それは、その人の中に優しさがあるからこそ出てくる思いだと思うのです。

ただ、その思いが強くなりすぎると、本当は頼ってもいい場面でも、本当は弱音を見せてもいい場面でも、

「大丈夫」
「迷惑をかけたくないから言わないでおこう」
「私のことで相手を疲れさせてはいけない」

と、自分の中に抱え込んでしまうことがあります。

すると、本人としては相手を思いやっているつもりなのですが、パートナーからすると、

「もっと頼ってほしいのに」
「力になりたいのに、何もできない」
「どうしてひとりで抱えてしまうんだろう」

というような、さみしさを感じてしまうことがあるんですね。

つまり、
時によっては、迷惑をかけないようにしているつもりが、結果的にパートナーがあなたを愛する機会を持てず、さみしい思いをさせてしまうことにもなりかねません。


ですので今日は、迷惑をかけたくない人ほど、パートナーに“愛させる隙”を作ってみませんか、というお話です。



■助けさせてあげるという考え方

パートナーに助けてもらうことは、相手に負担を押しつけることなのでしょうか?

もちろん、何でもかんでも相手に丸投げするということではありません。

相手の都合を考えずに、いつも一方的に頼り続ける。
相手が疲れているのに、自分の気持ちだけをぶつけ続ける。

そういう形になると、相手の負担になってしまうこともあるでしょう。

でも、自分が困っている時、弱っている時、悩んでいる時に、支えてもらう機会を作ることは、必ずしも迷惑をかけることとイコールではありません。

むしろ、
「パートナーに私を愛する機会を作る」
ということになる場合もあるのですね。

たとえば、あなたの大切な人が悩んでいたとします。

仕事でしんどそうにしている。
人間関係で傷ついている。
夜も眠れないくらい苦しんでいる。

でも、その人はあなたに何も言いません。

「大丈夫」
「何でもないよ」
「気にしないで」

そう言いながら、明らかに無理をしているように見えたとします。

もし、あなたがその立場だったら、どう感じるでしょうか?

「迷惑をかけられなくてよかった」
と思うでしょうか?

おそらく、そうではないと思うのです。

「言ってくれたら、せめて話を聞けるのに」
「少しでも力になれたらいいのに」
「ひとりで抱え込まれると、さみしいな」

そんなふうに感じる方も多いのではないでしょうか。

愛する人の力になれないことは、相手にとってもつらいことがあるんですね。



■ひとりで抱えることで、相手にさみしさを感じさせてしまうこともある

迷惑をかけたくない人は、
「助けてもらうこと」
を、相手に負担をかけることだと感じやすいです。

もちろん、相手の状況を考えることは大切ですね。

相手が疲れていないか。
今、話を聞ける状態か。
無理をさせていないか。

そういった配慮は、パートナーシップにおいて大切なものです。

ただ、その配慮が強くなりすぎると、

「言ったら迷惑になる」
「頼ったら負担になる」
「私のことで疲れさせてはいけない」

という方向に思考が片寄ってしまうことがあります。

すると、

「言わないことで、相手は力になれなくてさみしいかもしれない」
「頼らないことで、相手の『力になりたい』という思いを受け取りそびれているのかもしれない」
「ひとりで抱え込むことで、ふたりで支え合う関係を作りにくくしているのかもしれない」

という視点が抜けてしまうことがあるんですね。

あなたがひとりで全部抱えてしまうと、パートナーはあなたの力になるチャンスを失ってしまいます。

弱音を吐かない。
困っていることを言わない。
寂しい時も平気なふりをする。
助けてほしい時も「大丈夫」と言う。

そうすると、パートナーはあなたを愛したくても、愛する機会を持てなくなってしまうことがあります。

それは、パートナーにとってもさみしいことなのです。



■「愛させる隙」を作ってみる

では、迷惑をかけたくない人は、どうすればいいのでしょうか?

いきなり何でも頼れるようになりましょう、ということではありません。

まずは、できるところからでいいのです。

たとえば、

「今日は少し疲れているから、話を聞いてもらってもいい?」
「ちょっと弱音を吐いてもいい?」
「アドバイスはいらないから、ただ聞いてくれるだけで助かる」
「今、寂しくなっちゃっていて、声が聞きたいな」

そんなふうに、気持ちを言葉にしてみるところから始めてもいいと思います。

大切なのは、全部をひとりで抱えようとしないことです。

あなたが心の内を話した時、パートナーは、

「話してくれて嬉しい」
「力になれてよかった」
「自分を頼ってくれたんだ」

と感じることがあります。

それは、パートナーにとっても、あなたを大切にできる喜びになるのです。



■助けてもらうことは、迷惑をかけることとイコールではない

助けてもらうことは、迷惑をかけることとイコールとはかぎりません。

もちろん、相手を思いやることは大切です。
でも、相手を思いやることと、自分をひとりぼっちにすることは違います。

頼ることは、相手に重荷を背負わせることだけではありません。

場合によっては、

「あなたを信頼しています」
「あなたに心を開いています」
「あなたに話を聞いてもらえると、私は安心します」

というメッセージにもなるのです。

そして、そのメッセージを受け取ることが、パートナーの喜びになることもあります。

迷惑をかけたくない人は、とても優しい人です。
相手のことを思える人です。

でも、その優しさが強くなりすぎて、自分を閉じてしまうと、パートナーはあなたを愛する入口を見つけられなくなってしまうことがあります。

だからこそ、意図的に愛させる隙を作ってみてください。

「今日は頼ってもいいかな」
「話を聞いてもらってもいいかな」
「ひとりで抱えなくてもいいのかもしれないな」

そんなふうに"ちょっとずつ”思ってみるところからでいいと思います。

迷惑かけたくないと生きてきた人が、いきなり全開で頼ることは難しいです。ですから"ちょっとずつ”思ってみるところからでいいと思います。

それが、ふたりの心の距離を近づけるきっかけになることがあります。

パートナーに助けさせてあげること。
パートナーに愛させてあげること。

それは、ふたりの関係に安心感や信頼を増やしていくきっかけになるのかもしれません。

何かのヒントになれば嬉しいです。
ありがとうございました。