こんにちは。
原裕輝です。
いつもありがとうございます。

●今回の記事の概要

人と比べて落ち込んでしまう。
誰かよりできていない自分を見ると、自信がなくなってしまう。
そんなことはありませんか?

私たちは学校や会社など、競争の中で評価される場面をたくさん経験してきました。
そのため、つい「誰かより上か下か」という視点で、自分の価値を見てしまうことがあります。

今回は、競争の視点で自分を見てしまう心理と、そこから少しずつ離れて、自分なりの価値を見つけて自信を育てていくことについてお話しします。
自然体で、より楽しい恋愛をしていくためのヒントになれば幸いです。

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今日のテーマ
「私さえ我慢すれば」と自分の気持ちを飲み込む心理:A子さんの恋愛ケース

*こちらの記事はアメブロに掲載したものを、原の公式ブログでも読めるように掲載しています。

文:心理カウンセラー 原裕輝(はらひろき)


■誰かとの比較で自分を見てしまう

魅力的になりたい、成熟したい、強くなりたい、能力を高めたい、自分らしくいたいなど、より良くなりたいと思う方は多いのではないでしょうか。

しかし、そうなれていない自分の未熟さ、弱さ、能力の足りなさ、自分らしくいられない感じ、不完全さなどを感じると、自分にダメ出しをしたくなったり、自分を嫌ったり、自分を受け入れたくなくなってしまうことがあります。

また、他人と自分を比べて、どちらが長けているか、どちらが劣っているかを気にしてしまうこともあります。

つまり、誰かとの競争という視点で、自分の価値を見てしまうわけですね。


■競争は自信にも傷にもなる

競争の性質として、「勝つ・負ける」や「優れる・劣る」というものが出てきます。

誰かと自分を比べて、「勝っている」「優れている」と感じられた時は、優越感で気分が良くなったり、それによって自信がついたりすることもあるでしょう。

しかし反対に、「負けた」「劣っている」と感じた時は、落ち込みや惨めさを感じて、精神的なダメージを受けることがあるかもしれません。

無価値感や劣等感を作ってしまうこともあるでしょう。
これは、競争によって生まれるマイナス効果と言えます。


■あなたを傷つける競争は手放していい

もちろん、競争がすべて悪いわけではありません。

競争が、知識を増やすきっかけになることもありますし、自分を磨くきっかけになることもあります。

また、「もっと良いものを作ろう」「もっと成長しよう」と思えるなど、プラスに働くこともあります。

ですから、「競争=悪」ではないのです。

ただ、あなたにとってマイナス効果として現れている競争があるならば、その競争の視点は手放していってもいいのかもしれません。


■私たちは競争の中で価値を教えられてきた

私たちは社会の中で、競争に勝つ能力を求められる場面をたくさん経験してきました。

例えば、学校でもそうではなかったでしょうか?

行きたい学校に進むにしても、上位の人から選ばれていくような競争がありました。

ひどいケースでは、競争に勝てなかった人に対して「落ちこぼれ」という言葉が使われることさえありました。
本当にひどい言葉ですね。

会社でも似たようなことがあります。

同期で入社したはずなのに、競争に勝っていく人は給料が上がり、役職がついていく。

競争に勝った人は「勝ち組」と呼ばれ、勝てなかった人は「負け組」と言われることもあります。
でも、その人の価値がそれだけで測れるわけではありません。
それなのに、「勝ち組」「負け組」などという言葉が使われることがあるのです。

このように、私たちは競争に勝つことで評価される場面の多い社会で生きています。
そのため、誰かと比べて「何かができる」というところに、意識が向きやすくなるのです。

それも一つの価値ではあります。
でも、その価値だけで自分を見ていると、生きにくくなることがあると思いませんか?
実際に、そのようなお声もカウンセリングでお聞きします。

そして、人間の価値は、それだけですべて測れるものではないと私は思うのです。

例えば、あなたはこんな人をパートナーにしたいと思うでしょうか?

「私は一流企業のエリートである。
私もエリートだけど、君の学歴や勤めている会社も素晴らしいね。
君と一緒にいれば、勝ち組同士で生涯使えるお金も増えるだろう。
勝ち組であること以外に、君に価値は感じないけれど、金銭的にメリットがありそうだから結婚しよう」

こんなふうに言う人を、愛したいと思うでしょうか?
たぶん、愛したいとは思わないのではないでしょうか。

競争に勝ち抜いたエリートであることは、その人の素晴らしさの一部かもしれません。
でも、競争に勝ち抜く能力だけでは測れないものもあります。

愛情、やさしさ、思いやり、人間性、あたたかさ。
そうした価値の部分もあってこそ、「この人をパートナーにしたい」と思えるのではないでしょうか。


■自分なりの価値を見つけよう

もし、あなたが誰かと比べて自分の価値を見てしまうのだとしたら、
それは、社会の中で競争に勝つ能力を求められる場面がたくさんあったために、つい誰かと比べて「何かができるかどうか」という視点で自分の価値を見てしまうのかもしれません。

例えば、

誰かと比べて、
自己管理ができる
気が利く
要領がいい
決めたことをやり通せる
しっかりしている
ミスなくできる
コミュニケーション能力がある

などなど、

「誰かと比べて何かができる」というところに意識が向きやすいのかもしれません。

そして、「何かができないこと」が、まるで自分が劣っているような、自分がダメな子のような感覚につながってしまうのかもしれません。

あなたは、そんな競争の視点で、自分の価値を見てしまっていませんか?

その競争の視点で自分を見ることが、癖になっていませんか?

それで自分に自信を持てていたり、人生が豊かになっていたりするなら、その視点を無理に変えなくてもいいのかもしれません。

しかし、競争の視点で自分を見た時に、自分が劣っているように思えてしまう、自分がダメな人間のように感じてしまう、などのように自分の価値を傷つけることのほうが多いのであれば、意識的に「誰かとの競争で自分の価値を測るのはやめよう」と思ってみてもいいかもしれませんね。

その上で、自分は自分なりの価値があることを見ていきましょう。

例えば、誰かと比べるのではなく、

・私には人の気持ちを汲み取ろうとするやさしさがある
・私なりに相手のことを大切にしようとしている愛情がある
・うまくできないながらも相手を思って行動している誠実さがある
・私には人を気づかうあたたかさがある
・不器用でも関係をよくしたいと願う気持ちがある
・私には目の前の人を少しでも笑顔にしたい思いがある
・私にはちゃんと向き合おうとする真面目さがある
・傷つきながらも人を信じようとする健気さがある
・私には自分なりに相手を支えようとするやさしさがある
・完璧ではなくても毎日を一生懸命生きている素晴らしさがある
・私には苦しい時も投げ出さずに踏ん張ってきた強さがある
・失敗しながらも学ぼうとしている成長力がある
・私には自分なりに工夫して前に進もうとする力がある
・しんどい中でも日々の役割を果たそうとしている責任感がある
・不安を抱えながらも前に進もうとする勇気がある
・私には身近な人を大事にしようとする心がある
・誰かの役に立ちたいと思えるやさしい心がある
・私には人の悲しみに寄り添おうとするやさしさがある

などなど、
誰かと比べることなく、自分なりの価値の部分を見つけてみてくださいね。

あなたには、きっとたくさんあるはずです。

そして、自分の価値を「誰かより上か下か」で見るのではなく、自分なりのやさしさや誠実さなどの自分の価値を見られるようになると、恋愛の中でも必要以上に劣等感を感じたり、張り合ったり、無理に認められようとしたりすることが減っていきます。

そうすると、もっと自然体で恋愛ができるようになっていくでしょう。
自分をすり減らしながらする恋愛ではなく、自分らしく愛し、自分らしく愛される恋愛に近づいていけることでしょう。

もしよかったら、誰かとの競争で自分の価値を測るのではなく、自分なりの価値を見つけて、自分に自信を持っていくことを意識的にしてみませんか?

あなたの恋愛が、より楽しく、より幸せなものになっていきますよう、応援しています。