こんにちは。
原裕輝です。
いつもありがとうございます。

●今回の記事の概要
恋愛や、結婚生活の中で、
「どうしてこんなことでモヤモヤするんだろう?」
「なんで夫(妻)はわかってくれないんだろう?」
そんな小さなすれ違いや心の距離を感じたことはありませんか?

実はその違和感や悲しさの多くは、
“今のパートナーとの相性”ではなく、
育った家庭で身につけた価値観の違い から生まれていることがあります。

家事のやり方、コミュニケーションの仕方、
「大切にされている」と感じるポイント…
それらの中には親の夫婦関係をモデルに、無意識のうちに形づくられていることがあります。

この記事では、
パートナーシップのすれ違いがどこから生まれるのかを紐解き、
育った家庭の価値観が“ふたりの今”に与える影響、
そして関係を楽にするための 3つの処方箋 を紹介します。

小さな誤解やすれ違いが積み重なる前に、
あなたのパートナーシップが少しでもラクで温かいものになるヒントとして
お役立ていただけたら幸いです。

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今日のテーマ
パートナーシップのすれ違いはどこから生まれる?|育った家庭がつくる価値観と3つの処方箋


*こちらの記事はアメブロに掲載したものを、原の公式ブログでも読めるように掲載しています。

文:心理カウンセラー 原裕輝(はらひろき)

■あなたの「結婚生活・家族運営」のイメージはどこから来ているのでしょうか?

あなたがご結婚をされたとして、考えてみてください。
結婚してからの2人の生活のあり方、お子さんができてからの生活のやり方などの家族の運営方法は、どのようなイメージがありますか?

例えば、
家計の財布は奥様が握っていて、旦那のお小遣いの行方も奥様次第というイメージの方もいらっしゃるかもしれませんね。

逆に、家計の財布は旦那さんが握っていて、奥様は生活費をもらうというスタイルがイメージとして浮かんでくる方もいらっしゃるかもしれません。

それがどっちがいいとか良くないとかは置いといて、「パートナーシップとは、こういうもんじゃない」「家族運営とは、こうあるものじゃない」というイメージが人それぞれあるわけです。

しかし、それはどこで、どうやって学んだのでしょう?

学校で教えてくれましたか?
それは教えてくれませんでしたね。

ではどこで学んだのでしょう?

・恋愛漫画で「2人の関係ってこうするもんだ」というイメージを作っている人もいるでしょう。

・ドラマなんかで、「恋愛とは、こういうもんだ」というイメージを作っている人もいらっしゃるでしょう。

・恋愛をする際、同棲をする際、結婚する際、ネットで調べて、「2人の関係はこうやるとうまくいく」「家族になるとこうしたほうが良い」という情報をもとに、恋愛のやり方や家族の運営のやり方のイメージを作っている方もいらっしゃると思います。


そういうパートナーシップ運営、家族運営のサンプルとして、あなたのご両親がサンプルになっていることがあります。



■親の夫婦関係がつくる「当たり前」の家族像

ご両親がパートナーシップ運営、家族運営のサンプルになることがあります。

例えば、30代後半の方ですと昭和生まれの方で、そのお父さん、お母さんはさらにその20年以上前の昭和の価値観で育ってきた方になります。
昭和の時代は、今よりも「男性とは」「女性とは」という性的役割の固定観念が強かったと言えるでしょう。

そうすると、今よりも「亭主関白型の家庭」も多かったりします。

そんな「亭主関白型の家庭」を、パートナーシップ運営、家族運営のサンプルとして無自覚のうちに心に焼き付けていることがあります。

亭主関白の家庭で育つと、「男子厨房に入るべからず」という武家社会から続く価値観を地で行くようなお父さんを見るわけです。
お母さんが家事全般をしている中、お父さんはリビングでビールを飲んでいる、そんな様子を見て育ちます。

そんな家庭で育つと、家庭において「家事は女性がするもの」というイメージがつくわけです。
どこかで家庭のあり方を学ぶなどして修正がかかる機会を持てないと、そのイメージのまま大人になって家庭を持つことがあるわけです。

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一方、「亭主関白型の家庭」ばかりではなく、「家事分担型の家庭」で育つ方もいらっしゃいます。

お父さんやお母さんが家事を分担してやってきた家庭で育つと、それがサンプルとなり、「家事は分担するもんだなぁ」というイメージを無自覚のうちに心に焼き付けます。

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そんな「家庭とはこういうもんだ」というイメージが違う、「亭主関白型の家庭」のイメージを心にもっている男性と、「家事分担型の家庭」のイメージを心にもっている女性が結婚したとします。

ご結婚をされて、ご飯を食べ終わって、後片付けの時間です。

男性は、お母さんが家事全般をしている中、お父さんはリビングでビールを飲んでいる両親を見て作ったイメージから、「家事は奥さんが主にするもんだ」というイメージがあるので、後片付けに参加せずにリビングでテレビを見てしまったりするわけです。

一方、奥様は、家事は男女協力して行うのが当たり前のお家で育ったので、自分一人が後片付けをしている状態に、
「彼は、なぜ後片付けもせずにテレビを見てるのかしら? なぜ私だけ片付けをしてるのかしら?」
と疑問と不満を持つわけです。

でも、その不満をグッと飲み込んで、あと片付けをしていたとします。

その時に、ご主人さんがこう言ったりします(悪気はなく)。
「洗い物が終わってからでいいから、コーヒー入れてくれない?」

この時の奥様の気持ちって、どうなるでしょう?

もしかしたら「あなたは何様のつもり(怒)」と、洗っているお皿を手裏剣のように旦那さんの顔面めがけて飛ばしたくなるような気持ちになるかもしれませんね。

また、もしかしたら『私は家政婦扱いなの?』と悲しい思いになるかもしれません。
夫婦の間の不満の蓄積、ケンカの素になるかもしれませんね。



■玄関での「いってらっしゃい」にも表れる、夫婦の価値観のギャップ

また、別のケースを、両親がパートナーシップや家族運営のサンプルになることに使って考えてみましょう。

旦那さんが会社に行く時に、奥さんはリビングで朝の情報番組にかじりつきながら「いってらっしゃい」と言ったとします。

旦那さんは「自分は大切にされていないのかなぁ・・・」とさみしく思ったとします。

それを言わずに心の中に収めたとします。
毎日それを感じては、心の中に収めるわけです。

やがて、さみしさが不満に変わり、不満は怒りに変わります。

ある時に、旦那さんは奥さんに言うのです。
「君は僕のこと大切に思っていない。そんな君とこれからも一緒にやって行きたいという気持ちは、以前よりも薄くなっていってる」

でも、いろいろ話し合っていくと、「大切に思っていない」というのは旦那さんの大誤解ということがわかってくるのです。

旦那さんの家庭は、お父さんが会社に行くときには、お母さんが玄関まで見に来て「いってらっしゃい」と言うご家庭で育ちます。
ご自身も学校に行く時にお母さんは玄関まで見送りに来て、「いってらっしゃい」と言われて学校に行っていたのです。

そんな家庭で作ったイメージから、「玄関まで見送るのが普通」というイメージを前提に、
『妻は玄関に僕を見送りに行くよりもテレビに夢中。妻にとってはテレビを一旦止めて見送る価値が僕には無いんだ』
と心の中で勝手に判断して、悲しい思いになってしまっていたのです。

一方、奥様のご家庭は、お父さんが会社に行く時にお母さんはリビングでテレビを見ながら「いってらっしゃい」と言うスタイルでした。
そして、ご自身も学校に行く時に、お母さんはテレビを見ながら「行ってらっしゃい」と見送ってくれていたのです。

だから、奥さまには「誰かが出かける時に玄関まで送っていく」という発想がなかったわけです。

ご主人さんは「大切にされていない」と思ってしまっていたのですが、奥さまはそんなつもりは一切なかったわけです。

両親のパートナーシップ、両親の家庭運営をサンプルにして持っていたイメージの違いが、「見送る」時のやり方の違いを作っていただけだったわけです。



■「大切にされていない」と感じる、パートナーシップの思い込み

このように、お父さんとお母さんのパートナーシップや家族運営がサンプルになっていて、無自覚的に、
「パートナーシップはこうするものでしょ」
「家族運営とは、こうあるものじゃない」
という思い込みを作っていることがあります。

そして、「パートナーシップはこうするものでしょ」「家族運営とは、こうあるものじゃない」という思い込みだけではなく、そこに、「そうしてくれないという事は大切に思われてないということだ」という意味をくっつけてしまうこともあります。

その思い込みによる不満が、心の距離を作ってしまうことがあるんですね。

こうしたことが起きた時には、怒り、悲しみ、寂しさ、虚しさなどのネガティブ感情が湧いてきて、苦しくなることもあるかと思います。
つらいですよね。

もしかしたら、あなたも今その途中にいるのかもしれません。

この苦しさからは解放されたいものですね。
とはいえ、頭ではわかっていても、心がついてこないこともありますよね。



■パートナーとのすれ違いを和らげるための3つのポイント

こうした誤解が生まれたとき、どんなふうに向き合っていけばいいのでしょうか?
いくつかのポイントを紹介します。

・1つ目
「パートナーシップはこうするものでしょ」という思い込みが自分にあるのかもしれない。
それによって、大切にされないとか、愛されていないとか判断してしまっているのかもしれない。

と、一度立ち止まって個人個人が自分を見つめてみることです。
それが、不満が心の距離を作ってしまうことを回避する方法になることがあるかと思います。

「私の思い込みかもしれない!」と気付くことで、心に湧き出てくるネガティブな思いが緩和できることがあります。

・2つ目
自分に「パートナーシップはこうするものでしょ」という思い込みがあるように、相手にも「パートナーシップはこうするものでしょ」という思い込みがあるのかもしれない? という発想を持ってみることです。

そして、なぜそうしているのか、どういうつもりでそうしているのか、聞いてみようとコミュニケーションを取られるとよいでしょう。

コミュニケーションを取ることで、「相手には悪気がなかったんだな」とか「大切にされてないわけじゃなかったんだなぁ」と、誤解が溶けることがあるでしょう。

・3つ目
お互いの自分の家庭から持ってきた「パートナーシップはこうするものでしょ」という違いがあるとわかれば、2人の新しいやり方を模索するためのコミュニケーションをすることです。
お互い心地良くいられる為の着地点を見つけていくことで、より楽で、心地良く、愛を感じやすいパートナーシップ、ご家庭になっていけるかもしれません。



■少しの試行錯誤が、ふたりの未来を大きく変える

それらをしてみたところ、

「私は、パートナーに2人の新しいやり方を作るコミュニケーションをして、より充実したパートナーシップになりました」
「私はパートナーに2人の新しいやり方を作るコミュニケーションを取った結果、パートナーは頑なに自分のやり方を変えたくないと譲りませんでした」

などなどの、カップル、カップルの個別論はあるかと思います。
個別論が出てくると、個別の改善方法などを考えていくことも必要になるかもしれません。

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カップル、カップルの個別論はあるかと思いますが、パートナーシップや家族運営のやり方で不満や、悲しみ、さみしさ、虚しさなどネガティブな思いが出たときは、まずは、この3つのポイントを試して、思い込みによる不満が回避できないか、心の距離を作ることを回避できないかを試してみてはいかがでしょうか。

長年の積み重ねで抱えた感情は、簡単には言葉にできないものです。
言いたくても言えない気持ちって、本当に苦しいですよね。

ですので、少しずつで大丈夫です。

その少しの前進が、大きな違いを作ることがあります。

あなたなりのペースで大丈夫ですので、もし良かったら試してみてくださいね。

そのことで、より楽で、心地良く、愛を感じやすいパートナーシップ、ご家庭になっていけるかもしれませんから。

何かのヒントや、参考になれば幸いです。