こんにちは。
原裕輝です。
いつもありがとうございます。
●今回の記事の概要
「彼が冷たくなった気がする」「私ばかり頑張っているのに報われない」
そんな苦しさを感じたことはありませんか?
相手の態度がその苦しさを作っている場合もありますが、
実は“依存心”がその苦しさを作っていることもあります。
この記事では、恋愛で依存的になってしまっていた女性が、
自分の心を癒すことで関係を取り戻したケースをご紹介します。
依存的な恋愛を卒業し、彼との関係が良くなった女性の変化を、心理的な視点からお伝えします。

原裕輝です。
いつもありがとうございます。
●今回の記事の概要
「彼が冷たくなった気がする」「私ばかり頑張っているのに報われない」
そんな苦しさを感じたことはありませんか?
相手の態度がその苦しさを作っている場合もありますが、
実は“依存心”がその苦しさを作っていることもあります。
この記事では、恋愛で依存的になってしまっていた女性が、
自分の心を癒すことで関係を取り戻したケースをご紹介します。
依存的な恋愛を卒業し、彼との関係が良くなった女性の変化を、心理的な視点からお伝えします。

今日のテーマ
恋愛依存を手放した女性の変化|心の癒しで彼との関係が良くなった理由
*こちらの記事はアメブロに掲載したものを、原の公式ブログでも読めるように掲載しています。
文:心理カウンセラー 原裕輝(はらひろき)
⸻
こちらの記事は、
先々週アップした記事「“可愛くない依存”と“可愛い依存”:恋愛がうまくいかないときに見直してみたい依存の心理学」の依存の心理学シリーズの続編なります。
🔗前回の記事はこちら
よろしければ、この記事も見てくださいね。
前回分を読まなくても、今回分単体で読める記事になっています。
⸻
■癒えていない思いを癒やして恋愛が上手くいくようになった人
「彼が冷たくなった気がする」
「昔ほど優しくしてくれない」
「私ばかりが愛してる気がする」
そんなふうに感じて、胸がざわつくことはありませんか?
怒り、さみしさ、悲しさ──そんな気持ちに陥ると、つらいですね。
そのつらさは相手の態度や問題が関係していることもありますが、依存心が作っていることもあります。
カウンセリングで恋愛のご相談をお聞きしていると、その依存心を作る背景には、その方の考え方以外の力が働いていたことがわかることがあります。
過去の癒えていない感情や、満たされていない思いが、依存心を強くする力となっていたことがわかることがあるんですね。
今日は、“子どもの頃の満たされなさ”を癒していくことで、依存心が緩まり恋愛がうまくいくようになった女性のケースを紹介しながらお話ししていきますね。
⸻
■「もっと関わってほしい」と怒りが湧くとき
ある女性がいました。
彼女は「彼が最近、私に時間を取ってくれない」と悩んでいました。
昔はデートのたびにサプライズをしてくれて、忙しい中でも会う時間を作ってくれた彼。
でも今は、会っても家で過ごすだけ。
そのおうちデートでも、彼は疲れていて、よく寝てしまうのです。
おうちに来て、ぐぅぐぅ寝てしまう彼に、彼女は怒り心頭です。
彼女は思いました。
「昔みたいに、私を喜ばせようとしてくれない。私と関わる努力をしてくれなくなった」
そして怒りが湧きます。
「どうして私ばかり我慢しなきゃいけないの?」
「もう少し私を大事にして!」
彼女はたびたび彼に感情的に不満をぶつけます。
ですが、そのたびに落ち込みます。
「こんなこと言いたくないのに・・・」と自己嫌悪。
そんな繰り返しの中で、彼女はカウンセリングに来られました。
⸻
■「先に満たしてよ」という姿勢に気づいた瞬間
話を私(原)にしてくれているうちに、彼女に気づきが芽生えました。
ご自身がいつの間にか、
「あなたが私を満たしてくれたら、私も愛してあげる」
という姿勢になっていたことに。
「もし私が彼の立場だったら、こんな態度の女は、愛したくなくなりますね」
と苦笑いしながら、彼女は言われました。
そう。彼に対して「先に与えて」「先に満たして」という依存的な姿勢になっていたんですね。
『これではうまくいくはずがない』
そう気づいた彼女は決めました。
彼がどうであろうと、私は彼に先に愛を送り続けようと。
⸻
■でも、頭でわかっても心がついてこない
しかし、実際にやってみると、うまくいきませんでした。
彼が疲れて寝ている姿を見るたびに、怒りが湧いてきます。
「私との時間を取ろうとしない」
「前はもっと優しかったのに」
彼女はそんな感情を抑えられず、彼に再び感情をぶつけては、また自己嫌悪に陥ります。
「どうして私は愛を送ろうと決めたのに、それができないんだろう・・・」
別の回のカウンセリングで、そんなことを思ったという話をしてくださいました。
彼女に私は尋ねました。
「“私と関わる時間をとってくれない”って感じるのは、彼との関係だけですか? それとも昔から、他の人でも感じてきたことですか?」
その問いに、彼女の表情が少し変わりました。
⸻
■「もっと関わってほしい」と怒りが湧くとき、その裏にある本当の気持ち
彼女は話してくれました。
「小さい頃、弟が病気で入院していたんです。両親は交代で病院に行き付き添いをしてました。付き添いをしていない片方の親は家に帰ってきてますが仕事と付き添いの生活で疲れているので両親は私と関わる余力はあまりない情況でした」
本当は「私のことも見てほしい」「話を聞いてほしい」「一緒に遊びたい」と思っていたそうですが、「お父さんもお母さんも大変だから、言っちゃいけない」と我慢してきたそうです。
そして、こう言ってくださいました・・・。
両親だけではなく、おじいちゃんやおばあちゃんにも、我慢している思いは言わなかったそうです。
誰かの口から両親の耳に入ると、お父さんやお母さんを困らせると思ったからだそうです。
私は彼女に言いました。
「家族を助けるために、我慢をいっぱいしてきたんですね」
彼女の目から、ポロポロ、ポロポロ涙が溢れてきました。さみしさを我慢して、心の中に押し込めていたものが、いっぱい溢れてきたんです。
涙が出るというのは、まだ終わっていない癒えていない思いがある印(しるし)なんですね。
彼女は家族思いの、すごく優しい子だったんです。
だから、自分の気持ちを飲み込んで、いっぱい我慢してきたようです。
つらかった思いは誰にも話していないわけですから、子どもの頃、そのつらかった思いはケアされていませんでした。
ケアされていないので、その痛みは彼女の心の奥に、癒えていない感情として残っていたのです。
⸻
■「子どもの頃の“満たされなさ”が恋愛に影響する理由
カウンセリングを進めていくと、彼女の中に子ども時代の
「親に自分との時間をとってほしい」「親に自分との関わりを持ってほしい」
という満たされていない思いがあり、それを彼との関係で埋めようという心理が動いていたことがわかりました。
一人の女性として彼氏に「私との時間をとってほしい」という思いに加えて、子ども時代にお父さんとお母さんとの関係で満たされていない「私との時間をとってほしい」という思いが、彼に対して加わっていたことがわかりました。
つまり、
両親との関係で満たされていない思いの分も、彼氏との関係で満たしたいという心理が加わっていたのです。
それが彼に対して過度に「私と関わる時間をとりなさいよ」という、止められない強い依存的な思いになっていたのです。
⸻
■インナーチャイルドワーク
子ども時代の、お父さんとお母さんとの関係での満たされていない思いが、自分ではコントロールしにくい過度な依存心を作っているわけです。
ですので、逆に考えていくと、心の中に残っている子ども時代の満たされていない思いを癒やすことができると、自分でコントロールしやすい適度な依存心に変わっていくわけです。
自分でコントロールしやすい適度な思いに変わっていくと、彼女自身が感情に振り回されることなく、「彼がどうであろうと私は彼に愛を送り続けよう」と決めたことをしやすくなっていくわけです。
そのため、彼女と一緒に、子ども時代の満たされていない思いや、がまんしてきたさみしさを癒していくことに取り組むことにしました。
インナーチャイルドワークといって、子ども時代の彼女をイメージしてもらいながら、その時の気持ちに触れていき、感情を解放していく瞑想を、何度も彼女としていきました。
そうやって、まだ彼女の中で終わっていない子どもの時の気持ちを、数度にわたって癒していきました。
⸻
■愛を送り続けられる彼女に変わっていく
癒やしていくと、どうなったかと言いますと・・・。
彼女が決めた「彼がどうであろうと私は彼に愛を送り続けよう」という思いを邪魔していた過度な依存心がなくなり、彼にうまく愛を送り続けられるようになっていきました。
愛を送り続けられるようになった彼女は、愛することの喜び・満足感を得られる時間が大幅に増えました。
また、依存心が減ったので、彼に対して「彼がどういう態度でいるのか」「どんなことをしてくれるのか」によって、腹が立ったり、さみしくなったりなど、彼女の心が振り回されることがなくなりました。
彼女の心が安定していったのです。
そして、依存心が強かった時は、心の満たされない時に出てくる怒りやさみしさ、自己嫌悪などの負の感情が邪魔して、感じにくくなっていた彼の愛を、より感じやすくなりました。
⸻
■彼は変わっていないのに、愛されていると感じる
彼のほうは、何も変わっていません。いつも通り、おうちデートでは疲れてぐぅぐぅ寝てしまうのです。
ですが、その彼を見て彼女は、
「それでも私に会いに来て、私との時間と関わりを持とうとするのは、それだけ私のことを大切に思っているんだろうなぁ」
という感じ方に変わったのです。
これって、すごくないです?
私は、この話を聞かせてもらって「そう感じられるって、すごい!」と思いました。
彼の行動はいっさい何も変わっておらず、相も変わらずおうちデートでぐぅぐぅ寝ているのに、彼女が彼との関係で感じる感情は、「彼に大切に思われている」という感じ方に変わっていったんです!
それは、彼女が自分と向き合うことを頑張った成果でした。
⸻
■彼も変わっていった:愛の循環が生まれる
もう一つ、すごいことが起きました!!
彼から彼女への思いやりの言葉、優しい言葉が増えていったそうです。
それはたぶん、彼女が彼に対して愛を送る姿勢で接し、思いやりと優しさを持った言葉を使うことが増えたので、彼もそんな彼女に今までよりも愛したい気持ちになり、思いやりや優しさの言葉が増えたのでしょう。
愛を送ったら、相手も送りたくなるという、愛の循環ができたわけです。
⸻
■「うまく愛せない」時は自分を責めないでくださいね
もし、あなたが、パートナーや恋愛、友達関係などで、「愛してあげたい」と意欲があるのに、気づいたら過度に依存的になってしまっている時は、「なんで私はうまく愛せないんだ」と自分を責めないでください。
愛してあげたいという意欲があるのに、うまくできない時は、何か理由があるのだと思います。
例えば、今回の話の彼女のように、子ども時代の満たされていない思いが悪さをして、過度の依存心が出てきて、うまく愛せなくなってしまっている人もいるかもしれません。
だとしたら、子どもの時代の癒えていない感情を癒やすことで、愛をあげやすい人になれるでしょう。
また、今現在のあなたが職場でわかってもらえないつらさが募ることがあり、そのたまっている「わかってもらえないフラストレーション」が、つい親しい関係では「私の気持ちを分かってよ」という依存的な形で出てしまうのかもしれません。
それならば、その人は、まずは心に蓄積している「職場でわかってもらえないつらさ」を、信頼できる人に聞いてもらうことで、たまっている思いを外に流し、心を軽くして余裕を取り戻していくことをしていかれるといいかもしれません。
そうすれば、愛をあげやすいあなたになれるかもしれません。
うまく愛せなくなってしまう時は、何か理由があるのだと思います。
ですので、自分を責めたり嫌ったりせずに、「うまく愛せなくなってしまうには何か理由があるはずだ。その理由を見つけていこう」と思ってみてくださいね。
理由が見つかれば、解決方法も見えてきやすくなるでしょう。
もっと楽に、うまく愛せるようになりますから。
見つかりにくい時は一緒に考えさせてください。
あなたが、より愛する人を愛しやすくなりますように。
恋愛依存を手放した女性の変化|心の癒しで彼との関係が良くなった理由
*こちらの記事はアメブロに掲載したものを、原の公式ブログでも読めるように掲載しています。
文:心理カウンセラー 原裕輝(はらひろき)
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こちらの記事は、
先々週アップした記事「“可愛くない依存”と“可愛い依存”:恋愛がうまくいかないときに見直してみたい依存の心理学」の依存の心理学シリーズの続編なります。
🔗前回の記事はこちら
よろしければ、この記事も見てくださいね。
前回分を読まなくても、今回分単体で読める記事になっています。
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■癒えていない思いを癒やして恋愛が上手くいくようになった人
「彼が冷たくなった気がする」
「昔ほど優しくしてくれない」
「私ばかりが愛してる気がする」
そんなふうに感じて、胸がざわつくことはありませんか?
怒り、さみしさ、悲しさ──そんな気持ちに陥ると、つらいですね。
そのつらさは相手の態度や問題が関係していることもありますが、依存心が作っていることもあります。
カウンセリングで恋愛のご相談をお聞きしていると、その依存心を作る背景には、その方の考え方以外の力が働いていたことがわかることがあります。
過去の癒えていない感情や、満たされていない思いが、依存心を強くする力となっていたことがわかることがあるんですね。
今日は、“子どもの頃の満たされなさ”を癒していくことで、依存心が緩まり恋愛がうまくいくようになった女性のケースを紹介しながらお話ししていきますね。
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■「もっと関わってほしい」と怒りが湧くとき
ある女性がいました。
彼女は「彼が最近、私に時間を取ってくれない」と悩んでいました。
昔はデートのたびにサプライズをしてくれて、忙しい中でも会う時間を作ってくれた彼。
でも今は、会っても家で過ごすだけ。
そのおうちデートでも、彼は疲れていて、よく寝てしまうのです。
おうちに来て、ぐぅぐぅ寝てしまう彼に、彼女は怒り心頭です。
彼女は思いました。
「昔みたいに、私を喜ばせようとしてくれない。私と関わる努力をしてくれなくなった」
そして怒りが湧きます。
「どうして私ばかり我慢しなきゃいけないの?」
「もう少し私を大事にして!」
彼女はたびたび彼に感情的に不満をぶつけます。
ですが、そのたびに落ち込みます。
「こんなこと言いたくないのに・・・」と自己嫌悪。
そんな繰り返しの中で、彼女はカウンセリングに来られました。
⸻
■「先に満たしてよ」という姿勢に気づいた瞬間
話を私(原)にしてくれているうちに、彼女に気づきが芽生えました。
ご自身がいつの間にか、
「あなたが私を満たしてくれたら、私も愛してあげる」
という姿勢になっていたことに。
「もし私が彼の立場だったら、こんな態度の女は、愛したくなくなりますね」
と苦笑いしながら、彼女は言われました。
そう。彼に対して「先に与えて」「先に満たして」という依存的な姿勢になっていたんですね。
『これではうまくいくはずがない』
そう気づいた彼女は決めました。
彼がどうであろうと、私は彼に先に愛を送り続けようと。
⸻
■でも、頭でわかっても心がついてこない
しかし、実際にやってみると、うまくいきませんでした。
彼が疲れて寝ている姿を見るたびに、怒りが湧いてきます。
「私との時間を取ろうとしない」
「前はもっと優しかったのに」
彼女はそんな感情を抑えられず、彼に再び感情をぶつけては、また自己嫌悪に陥ります。
「どうして私は愛を送ろうと決めたのに、それができないんだろう・・・」
別の回のカウンセリングで、そんなことを思ったという話をしてくださいました。
彼女に私は尋ねました。
「“私と関わる時間をとってくれない”って感じるのは、彼との関係だけですか? それとも昔から、他の人でも感じてきたことですか?」
その問いに、彼女の表情が少し変わりました。
⸻
■「もっと関わってほしい」と怒りが湧くとき、その裏にある本当の気持ち
彼女は話してくれました。
「小さい頃、弟が病気で入院していたんです。両親は交代で病院に行き付き添いをしてました。付き添いをしていない片方の親は家に帰ってきてますが仕事と付き添いの生活で疲れているので両親は私と関わる余力はあまりない情況でした」
本当は「私のことも見てほしい」「話を聞いてほしい」「一緒に遊びたい」と思っていたそうですが、「お父さんもお母さんも大変だから、言っちゃいけない」と我慢してきたそうです。
そして、こう言ってくださいました・・・。
両親だけではなく、おじいちゃんやおばあちゃんにも、我慢している思いは言わなかったそうです。
誰かの口から両親の耳に入ると、お父さんやお母さんを困らせると思ったからだそうです。
私は彼女に言いました。
「家族を助けるために、我慢をいっぱいしてきたんですね」
彼女の目から、ポロポロ、ポロポロ涙が溢れてきました。さみしさを我慢して、心の中に押し込めていたものが、いっぱい溢れてきたんです。
涙が出るというのは、まだ終わっていない癒えていない思いがある印(しるし)なんですね。
彼女は家族思いの、すごく優しい子だったんです。
だから、自分の気持ちを飲み込んで、いっぱい我慢してきたようです。
つらかった思いは誰にも話していないわけですから、子どもの頃、そのつらかった思いはケアされていませんでした。
ケアされていないので、その痛みは彼女の心の奥に、癒えていない感情として残っていたのです。
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■「子どもの頃の“満たされなさ”が恋愛に影響する理由
カウンセリングを進めていくと、彼女の中に子ども時代の
「親に自分との時間をとってほしい」「親に自分との関わりを持ってほしい」
という満たされていない思いがあり、それを彼との関係で埋めようという心理が動いていたことがわかりました。
一人の女性として彼氏に「私との時間をとってほしい」という思いに加えて、子ども時代にお父さんとお母さんとの関係で満たされていない「私との時間をとってほしい」という思いが、彼に対して加わっていたことがわかりました。
つまり、
両親との関係で満たされていない思いの分も、彼氏との関係で満たしたいという心理が加わっていたのです。
それが彼に対して過度に「私と関わる時間をとりなさいよ」という、止められない強い依存的な思いになっていたのです。
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■インナーチャイルドワーク
子ども時代の、お父さんとお母さんとの関係での満たされていない思いが、自分ではコントロールしにくい過度な依存心を作っているわけです。
ですので、逆に考えていくと、心の中に残っている子ども時代の満たされていない思いを癒やすことができると、自分でコントロールしやすい適度な依存心に変わっていくわけです。
自分でコントロールしやすい適度な思いに変わっていくと、彼女自身が感情に振り回されることなく、「彼がどうであろうと私は彼に愛を送り続けよう」と決めたことをしやすくなっていくわけです。
そのため、彼女と一緒に、子ども時代の満たされていない思いや、がまんしてきたさみしさを癒していくことに取り組むことにしました。
インナーチャイルドワークといって、子ども時代の彼女をイメージしてもらいながら、その時の気持ちに触れていき、感情を解放していく瞑想を、何度も彼女としていきました。
そうやって、まだ彼女の中で終わっていない子どもの時の気持ちを、数度にわたって癒していきました。
⸻
■愛を送り続けられる彼女に変わっていく
癒やしていくと、どうなったかと言いますと・・・。
彼女が決めた「彼がどうであろうと私は彼に愛を送り続けよう」という思いを邪魔していた過度な依存心がなくなり、彼にうまく愛を送り続けられるようになっていきました。
愛を送り続けられるようになった彼女は、愛することの喜び・満足感を得られる時間が大幅に増えました。
また、依存心が減ったので、彼に対して「彼がどういう態度でいるのか」「どんなことをしてくれるのか」によって、腹が立ったり、さみしくなったりなど、彼女の心が振り回されることがなくなりました。
彼女の心が安定していったのです。
そして、依存心が強かった時は、心の満たされない時に出てくる怒りやさみしさ、自己嫌悪などの負の感情が邪魔して、感じにくくなっていた彼の愛を、より感じやすくなりました。
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■彼は変わっていないのに、愛されていると感じる
彼のほうは、何も変わっていません。いつも通り、おうちデートでは疲れてぐぅぐぅ寝てしまうのです。
ですが、その彼を見て彼女は、
「それでも私に会いに来て、私との時間と関わりを持とうとするのは、それだけ私のことを大切に思っているんだろうなぁ」
という感じ方に変わったのです。
これって、すごくないです?
私は、この話を聞かせてもらって「そう感じられるって、すごい!」と思いました。
彼の行動はいっさい何も変わっておらず、相も変わらずおうちデートでぐぅぐぅ寝ているのに、彼女が彼との関係で感じる感情は、「彼に大切に思われている」という感じ方に変わっていったんです!
それは、彼女が自分と向き合うことを頑張った成果でした。
⸻
■彼も変わっていった:愛の循環が生まれる
もう一つ、すごいことが起きました!!
彼から彼女への思いやりの言葉、優しい言葉が増えていったそうです。
それはたぶん、彼女が彼に対して愛を送る姿勢で接し、思いやりと優しさを持った言葉を使うことが増えたので、彼もそんな彼女に今までよりも愛したい気持ちになり、思いやりや優しさの言葉が増えたのでしょう。
愛を送ったら、相手も送りたくなるという、愛の循環ができたわけです。
⸻
■「うまく愛せない」時は自分を責めないでくださいね
もし、あなたが、パートナーや恋愛、友達関係などで、「愛してあげたい」と意欲があるのに、気づいたら過度に依存的になってしまっている時は、「なんで私はうまく愛せないんだ」と自分を責めないでください。
愛してあげたいという意欲があるのに、うまくできない時は、何か理由があるのだと思います。
例えば、今回の話の彼女のように、子ども時代の満たされていない思いが悪さをして、過度の依存心が出てきて、うまく愛せなくなってしまっている人もいるかもしれません。
だとしたら、子どもの時代の癒えていない感情を癒やすことで、愛をあげやすい人になれるでしょう。
また、今現在のあなたが職場でわかってもらえないつらさが募ることがあり、そのたまっている「わかってもらえないフラストレーション」が、つい親しい関係では「私の気持ちを分かってよ」という依存的な形で出てしまうのかもしれません。
それならば、その人は、まずは心に蓄積している「職場でわかってもらえないつらさ」を、信頼できる人に聞いてもらうことで、たまっている思いを外に流し、心を軽くして余裕を取り戻していくことをしていかれるといいかもしれません。
そうすれば、愛をあげやすいあなたになれるかもしれません。
うまく愛せなくなってしまう時は、何か理由があるのだと思います。
ですので、自分を責めたり嫌ったりせずに、「うまく愛せなくなってしまうには何か理由があるはずだ。その理由を見つけていこう」と思ってみてくださいね。
理由が見つかれば、解決方法も見えてきやすくなるでしょう。
もっと楽に、うまく愛せるようになりますから。
見つかりにくい時は一緒に考えさせてください。
あなたが、より愛する人を愛しやすくなりますように。