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こんにちは。
カウンセラーの原裕輝です。
いつもありがとうございます。


今日は、恋愛のご相談のうちの、とあるケースをテーマにしたいと思います。
よろしければお読み下さいね。
何かのヒントや、参考になれば幸いです。

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決めない男 〜三角関係を続ける男とのお付き合い〜



■目次



*カウンセリングサービスのHPに同内容をアップしましたが、こちらのブログでも読めるように転載します。

文:心理カウンセラー 原裕輝(はらひろき)

●困ったちゃん男子との付き合い方



ここ最近の私のカウンセリングで、クライアントさんから
「私の彼は困ったちゃんで・・・」
とか
「私の彼はいわゆるダメンズで・・・」
などのお話をお聞きすることが、たまたま続いたので、困ったちゃんの彼氏との恋愛に悩んでいる方のお力に少しでもなれればという思いを込めて、「困ったちゃん男子との付き合い方」をテーマに記事を書こうと思います。


今回の困ったちゃん男子のタイプは、決めない男との付き合い方をテーマに書いてみたいと思います。


●別れ話が進まない男



A子さんは気が合う男性と知り合い、その彼と付き合うことになりました。


ところが、
付き合ってしばらくしてから判明したのですが、彼には他にもお付き合いしている人がいることが判明!
(B子さんという方だとしましょう)


A子さんは衝撃の事実を知り彼に別れをつげます。


別れを告げたところ、
彼曰くは、もうB子さんには愛情が無くなっているとのことでした。
A子さんと出会おうが出会わまいが、どのみち別れようと決めていたと言われました。


しかし、日々の忙しさからお別れということに向かい会わないままズルズルと付き合ってきた、そんな時にA子さんと出会ったとのこと。
B子さんと別れてケリを付けるから、A子さんには別れずに待っていて欲しいとのこと。


A子さんは、彼の言い分に理解を示し、現状のまましばらく待つことにしました。


しばらくして、
B子さんの話あいはどうなったかと彼に確認すると・・・。


彼曰く、B子さんは今、職場で上手くいっておらず鬱病になってしまったとのこと。
病気でつらい思いをしているB子さんに別れ話をして、病気を悪化をさせたくないからもう少し後から話してみるとのこと。


A子さんは、彼の言い分に理解を示し、再び現状のまましばらく待つことにしました。


また、しばらくして聞いてみると、
B子さんの親が倒れてしまったらしく、別れ話ができるタイミングではないから、もうしばらく待っていて欲しいとのこと。

などなどのように、
尋ねる度にB子さんと話し合いができない理由があり、もうしばらく待って欲しいと彼からお願いされるとのことでした。


そうやって3年が経過。


「友達に話すと、全員そんな男とはすぐに別れたほうがいいと言うんですよね。でも、もう3年も待ったから、ここで別れたら待った3年が無意味になってしまう気がして・・・。それに約束を守れないのはダメな男と思うんですが、それ以外は一緒にいて楽しいんですよね」

+++

このようなお話をお聞きすることがあります。


付き合うまで別の彼女がいたことを隠されていたこともショックですよね。
毎回別れることができない理由を言われて現状が変わらないのもショックだと思います。
もう長い間待っていることから区切りが付けにくくなってしまう気持ちも分かる気がします。


●どちらも選ばず、何も決めず



このようなケースの男性側の心理としてどちらも選ばず、何も決めずが楽だということがあります。

(*一概に全てこの心理からくるものと当てはまるわけではなく、その状況の詳細をお聞きすることによって、心理分析やアドバイスも変わってきます)


彼としては、
B子さんと向かいあうのはしんどい。
好きな人ができたから別れたいと告げるのもB子さんに罪悪感を感じる。
仮にB子さんが別れたくないと言いだして譲らないからと言って今まで待っていてもらったA子さんと別れるのも罪悪感。
などなど
何らかの抵抗感を感じる感情があったりすると、その抵抗感を感じる感情に向かい会わないようにする為に、どちらも選ばず、何も決めず、現状維持を続けるのことをしたりします。


例えそれによって彼女(A子さん)に責められたとしても、抵抗感を感じる感情と向かい会うよりも、そちらのほうが楽だったりすると、その時、その時できない理由がでてきて状況を先延ばしにしてしまうのですね。


●選ぶ、決めることがテーマ



このような状況のご相談をお聞きすることがあります。


そんな時に“選ぶ”、“決める”ことがテーマになったりします。


それは彼側ではなく、A子さん側がです。


(彼が選ぶ、決めることをする必要がないという意味ではありません、もちろん、それが必要なのですが、それをしない彼に対応するにはという意味ですね)


どちらも選ばず、何も決めず、約束も守らず、という彼側に問題があるのは大、大、大前提なのですが、違う視点で見ると、A子さんも何も決めない男性を選び続けているという見方もできます。


片方が違う状況に行くことを選び、決めると、もう片方も決めなければいけなくなってくることが多いです。


例えば、A子さんが、

「私は私だけを見てくれる人と付き合っていきたい、あなたがこれ以上この状況を続けるなら、それは私にとって幸せではないから私は次にいこうと決めた。私は私はだけを見てくれる人とのパートナーシップに進むと決めたけどあなたはどうするの?」

と、
A子さんが今までと違う状況に行くことを選択し、それを決めたことを突きつけると、相手も何らかの選択をする必要がでてきます。


彼がそのまま何も選ばず、何も決めず、同じようにもう少しだけ待っていてほしいというようであれば(つまり彼が今まで通りを選択すれば)、A子さんは彼とお別れをして、A子さんだけを見てくれる次のパートナーシップに進むことになります。


もし彼が変化し、B子さんと別れてA子さんだけを選ぶ男になることを選択すると、今の彼との関係でA子さんは、A子さんだけを見てくれる次のパートナーシップに進むことになります。

つまり、別の人との関係なのか、今の彼と関係でなのか、どちらになるかは分からないのですが、A子さんは私はだけを見てくれる人とのパートナーシップに進むことになるわけですね。


A子さんが別の選択をし、決めるというのは、とても勇気がいることだと思います。
勇気がいることですが、そうすることで別の状況に進むことができるのですね。


あなたのパートナーシップを、より幸せなパートナーシップにしていくヒントがあれば幸いです。