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こんにちは。
カウンセリングサービスの原裕輝(はらひろき)です。


今日は罪悪感の記事です。
悪いことをしたから罪悪感を感じるのはわかりやすい話ですね。

何も悪くないのに罪悪感を感じるケースがあります。

恵まれてごめんなさいとか、楽しんでごめんなさいとか、愛されてごめんなさいとか・・・・。
そんなことを感じてしまわれる方とお話させていただくことがあります。

もし読者の方にそんなふうに感じていらっしゃる方がいましたら、この記事が、その罪悪感は持たなくていいんだと思っていく為のきっかけになればと幸いです。

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楽しむことや恩恵を受け取ることをもっと許そう〜罪悪感の話〜



■目次



*こちらは、amebaブログに原がアップした記事と同内容の記事となります。こちらでも見れるようにアップしています。

文:心理カウンセラー 原裕輝(はらひろき)

● 悪いことをしてないのに罪悪感?



悪いことをしたときに罪悪感を感じるというのはわかりやすいですよね?


しかし、悪いことをしてるわけじゃないのに罪悪感を感じるというケースがあります。


そのケースとして、
楽しんでごめんなさいという罪悪感や、
恵まれていてごめんなさいという罪悪感を感じるというケースがあります。


これらの罪悪感を感じる人は、優しい気持ちを持っていたり、人のことを気遣ってあげたりする良い人が多いんです。


そんな方々に、罪悪感を感じることが少なくなれるようなきっかけになればと思い、今回は楽しんでごめんなさいという罪悪感や、恵まれていてごめんなさいという罪悪感の話を書きたいなと思います。


●楽しんでごめんなさい



楽しむことに罪悪感を感じてしまうという方がいらっしゃいます。


例えば・・・。
A子さんという女性が、お友達からお昼ご飯に誘われたとします。


テレビや雑誌にも何度も紹介されたことがある、有名なレストランのお食事チケットをプレゼントしている企画をネットで見つけたので、そのお友達が応募したところ、 そのチケットが当たったとのこと。


「2人分のチケットがあるのでお昼時に一緒に行こうよー」
とお友達に誘われたとします。


レストランに行ってみると、まるでお皿に絵でも見ているかのように おしゃれに盛り付けられたオードブル、A5ランクの牛肉を使った肉料理、 ほっぺたも とろけそうなデザートなどが次々と出てきます。
とても豪華で、とてもおいしいお料理がでてくるのです。


そんな時にA子さんはこう思いながら箸をすすめるのです。

「夫は今頃、いつものワンコインランチを食べてるんだろうなぁ。 私だけ楽しい思いして申し訳ないな・・・」

そんなことを心に 思い浮かべながら、お箸をすすめるのです。


このA子さんのように、自分が楽しい思いをすることに罪悪感を感じてしまうことがあるんですね。


罪悪感を感じると、楽しいという感情が目減りしてしまいます。
楽しさが100%堪能できずに、80%になったり、50%以下になったり、時には全然楽しめなくなることも・・・・。


このように思うのは良い人に多いんです。
誰かを気遣ったり、誰かを想う気持ちが働くから罪悪感を感じるのですが、罪悪感を感じたからといって、その誰かを幸せにはしにくそうです。


それならば、自分が楽しい思いを堪能することを許し、充分楽しんで 自分の気分が良くなった方が、その誰かに優しくしてあげるなどのその誰かにしてあげられることが多くなれるかもしれません。


先程の例え話のA子さんの例で言うと、
A子さんが自分に楽しむことを許して、友達に連れて行ってもらったレストランを充分楽しむことができて、A子さんの気分が良くなれば、お家に帰ってA子さんは(気分が良いので) ご主人さんにより優しくしやすいかもしれません。

気分が良いと、夫に「ありがとう」を言ってあげやすくなるかもしれません。


また、ご機嫌なA子さんと一緒に過ごすご主人さんの 居心地はより良い物となるかもしれませんね。


●恵まれてごめんなさいという罪悪感



恵まれていることに罪悪感を感じるというケースもあります。


これも悪いことをしているわけじゃないのに罪悪感を感じてしまい、 その罪悪感のせいで、得られるはずの喜びや幸せ度合いを目減りさせてしまうというものです。


恵まれていることに罪悪感を感じるというのは、例えばこんな感じです・・・。
  ↓
B子さんという専業主婦の方がいらっしゃったとします。
嫁ぎ先のお家は、お金持ちで、 何社も会社を経営しているお家でした。


嫁ぎ先のお家にはお手伝いさんもいるので、専業主婦と言っても、B子さんがする家事は少なく、B子さんには時間がありました。


B子さんの夫は言うのです、その時間は習い事でも、趣味でも君のやりたいことをすればいいと。


その為の費用が必要なら気にせず使って良いし、先生がいるなら良い先生を雇ってあげると。


欲しいものがあれば家族カード(ブラックのカード!)を渡しておくので気にせず買って良いと。


しかし、B子さんは 思うのです、
「実家の飲食店はコロナ禍で大変なのに、私はこんなに恵まれた思いをしていいのかなぁ・・・・」
と、恵まれていることへの罪悪感を感じてしまうのです。


そんな罪悪感を感じるB子さんはしたいこともそこそこにして、贅沢も控えとするのでした。


こんな感じで、 自分が恵まれていることに関して罪悪感を感じてしまうというケースがあります。


ご自身が何か悪いことをしているわけではないのに 罪悪感を感じちゃうんです


例え話のB子さんは、恵まれていることにごめんなさいと感じてしまい、その罪悪感から 喜びを感じるシーンや、幸せを感じるシーンを減少させてしまうのですが、B子さんの ご両親の立場になってみるとどんな感じがするのでしょう?



娘から 私だけ恵まれてごめんなさいという話を聞くよりも、娘が恵まれた環境の恩恵を十分に受けて、満たされて生きている、幸せそうに生きているという話を聞く方がご両親は幸せな気分になれるかもしれませんね。


●楽しむこと、恩恵を受け取ることを許そう



罪悪感という感情があると、あなたが 楽しいという感情を感じることを妨げ、恩恵を受け取ることを妨げます。


しかし、あなたが楽しむことへの罪悪感や、恵まれていることのへの罪悪感を感じ、楽しみや喜びを目減りさせるよりも、あなたが楽しみを充分堪能し、 恵まれている事の恩恵を享受して、あなたの気分が良くなれた方が、あなたが幸せにできる人は多くなるのではないでしょうか?


もし、そうであるならば、楽しむことをもっと自分に許し、今ある環境の恩恵をもっと享受することをご自身に許そうと思ってみるといいかもしれませんね。


あなたの人生がより楽しく、より 喜びにあふれ、より幸せになりますように。