ブログネタ
心理カウンセラー発 役立つネタ に参加中!
日ごろの人間関係では自立的なのに、恋愛ではなぜか依存的で重い女になってしまうというお話を聞くことがあります。

仕事や友達からは「しっかりしている」「頼りになる人と思われている」「一人でも大丈夫と思われている」ような超自立的な女性が、恋愛になると超依存的になって、重い女と思われてしまうことも少なくないんですね。

彼と一緒にデートをしているときはいいのだけれど、デートが終わってから次のデートまでの会えない時間をとてもさみしく感じて、不安になってしまう。

LINEが返ってこない、電話がつながらないといったことがあると、不安になってしまう。
そして、彼に「さみしい」と過度に訴えたり、LINEをたくさん送ったりして、彼から重い女と思われてしまう。

また、以前の恋愛で「重い女」と思われて失敗してしまったので、今度の恋愛ではさみしいと言ったり、LINEをたくさん送ったりしないようにしようと我慢をすることもあります。
けれど、それはそれで我慢をしているので、苦しい気持ちになってしまう。

そんなご相談はとても多いんですね。
自立女性が重い女になる理由

日ごろの人間関係では、自立的な女性なのにどうして恋愛では依存的になってしまうのでしょうか。

なんらかの事情で「甘えたい」「頼りたい」などの依存心を心に閉じ込めて自立していると、恋愛で重い女といわれる行動をしてしまうことがあるようです。

いろいろお話を伺っていくと、インナーチャイルドのお話になっていくことが多いんですね。
子ども時代に満たされない思いがあると、恋愛に影響を及ぼすことがあるんです。


例えばのお話ですが。
甘えん坊さんの人がいます。
しかし甘えん坊であることが苦しみを作るような環境があると、甘えたいと気持ちを心に閉じ込めて自立したほうが生きやすいということがあります。

幼い頃、両親に甘えたい気持ちがあったけど、両親が忙しく『遊んで欲しい』『話を聞いて欲しい』『宿題を見て欲しい』などなどの甘えたくてもそれを望めない環境があったとします。

・甘えたい、一緒にいたいと思いながら、それが手に入らない毎日を過ごす
・甘えたい、一緒にいたいという思いを持たないようにして、それが手に入らない毎日を過ごす

どちらが辛い感じがしますか?

前者ですよね。

すると
環境に適応する為に、甘えたい気持ちを心に閉じ込めて自立するようになります。
甘えたい気持ちを持たないほうが、その環境で生きやすいからです。


環境に適応するために、ほんとうの気持ちを閉じ込めてしまうんですね。


でもこの自立は、ちょっと無理をした自立なんです。
甘えたい気持ちを上手く満たせないまま、その気持ちを心に閉じ込めて自立していますから。

すると、大人になってからも甘えたい気持ちは満たされないままの状態で、心の中に持ち続けていることになります。

甘えたい、一緒にいたい気持ちを閉じ込めたタイプの自立女性は、
普段は、心の中に依存心を閉じこめて自立モードで生活をしているので、仕事などでは「しっかりしている」と評価されることが多いんですね。

大変なことがあっても「これくらい自分で乗り越えなければ」「これくらい自分でやらなきゃ」
と、自分の甘えや頼りたい気持ち、弱音を吐きたい気持ちを律している人が多いんです。

とても頑張り屋さんなんですね。
誤解のないように説明すると、自立をしていることは良いことなんです。

問題は、
・自立しすぎていること
・自分の依存心を嫌っているので、なかなか人に依存ができないこと
です。


人というのは100%、誰にも頼らず甘えず自立できるかというと……。
そうもいかないんです。
心はバランスを取るために、どこかで依存心を満たそうとするものです。

すると普段は抑圧している依存心が、恋愛の場面で出てくるんですね。

普段の人間関係よりも心の距離が近くなる恋愛で、心に閉じ込めた依存心の蓋を開くスイッチが入ってしまうことがあるんです。

そうすると、普段は閉じこめていた依存心がドバッとでてきます。


『この人なら、子どものころに満たせなかった思いを満たせるかも』というスイッチが入るわけです。

そして抑えていたものが出てきた分、彼との関係で、過度にさみしく感じてしまったり、過度に一緒にいてほしいと思ってしまったりします。

そうすると軽い依存ではなく、
今まで満たしてこられなかった依存心を満たそうとする「重い依存モード」になります。

しかも、今まで満たしてこられなかった依存心を、恋愛だけで満たそうとします。
つまり、依存心の恋愛に一極集中状態というわけです。

依存心が恋愛に集中してしまうので、彼に対して「満たしてほしい気持ち」がドバッと出てしまうし、「彼が全て」となる分、彼の言動に振り回されてしまって、しんどい恋愛になってしまうんですね。

彼にとっても、彼女の「満たしてほしい」という気持ちを一極集中で向けられるので、重く感じてしまうようになるんですね。

こうして超依存的な恋愛になってしまうのですね。
これが重い女といわれるような言動になってしまう理由です。

でも超依存的な恋愛になっちゃうと、心が苦しくなってしまうんですよね……。


<このケースの超依存的な恋愛を卒業するには>

1・自分の心と向かい会う時間を取り、今まで心に閉じ込めてた依存心に気づくこと。

2・心に閉じ込めて依存心、依存心が満たされなかった悲しさ、寂しさなどを誰かに話して痛みを外に流すこと。
(インナーチャイルドを癒す)

例えば、上記の例なら、子どもの時に『遊んで欲しい』『話を聞いて欲しい』『宿題を見て欲しい』などの甘えたい気持ちが満たされなかったさみしさ、悲しさを人に話していくことで、その感情を外に流して解放していくわけですね。
子どもの頃の痛みを癒すことを、インナーチャイルドを癒やすといいます。

3・依存心を満たすことを恋愛に一極集中しないように、他の人間関係でも依存することを心がけて分散化すること。

例えば、職場や友達との関係などで、頼ったり、弱音を吐いたりすることを自分に許してあげていくといいんですね。

これらのことをしていくと、このケースの超依存的な恋愛パターンが緩んでいき、脱出するのに有効なことが多いです。

また、彼との関係では自分が依存的になって「彼から愛情がほしい」と思っていたポジションから抜け出していき、自分のほうから彼に愛を与えるように気持ちを切り替えていくことも、彼との関係をうまくいかせるためには大切になってきます。
そうすることで、恋愛自体もラクになっていきます。


このケースの超依存的な恋愛パターンを持っていてしんどい恋愛をしていても、インナーチャイルドを癒していくことで、いま感じているような過度なさみしさや一緒にいてほしいという気持ちをだんだん持たなくてすむようになっていくのでラクになっていくんですね。
そして、恋愛自体もうまくいくようになっていきます。

超依存的な恋愛パターンから抜け出して、心が苦しくない恋愛にしていきましょうね。
応援していますね。


自立女性が、超依存的な恋愛になってしまう理由を語った動画です。
恋愛とインナーチャイルドの関係についてお話しています。よかったらご覧くださいね。


★インナーチャイルドを癒やす心理学ワークショップを定期的に開催しています
東京・大阪・名古屋にて

インナーチャイルドワークショップ
自分一人ではなかなかできないインナーチャイルドの癒しを体感してみませんか?
インナーチャイルドを癒やして、これまでのうまくいかなかったパターンを手放して、より良い人生を楽しんでくださいね。

最新の心理学ワークショップのご案内はこちらから

カウンセリングをお考えの方は
原裕輝のカウンセリングスケジュールはこちら

原裕輝の面談カウンセリングについてはこちら

インナーチャイルドカウンセリングについてはこちら

まずは原がどんな人か知りたい方は
原裕輝のプロフィールはこちら


<こちらの記事もおすすめです>
自立的な女性の依存的な恋愛からの脱出【実例編】
インナーチャイルドを癒すと生きやすくなる