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■カウンセリングの実際■(三角関係を手放して幸せを手に入れる の続きです)

彼を手放して、次のステップへの(次の恋愛)に進むために、
次のステップへの恐れをなるべくなくしていきましょうという話をしました。

その為、結婚しなくて良い相手を選んでしまう心理を作っている、
心の傷を癒していくことから初めていくことにしました。
不倫を手放して、新しい恋愛を手に入れるファーストステップとして、
川上さんと両親との関係について、カウンセリングをしていったのです。

川上さんは、両親の離婚はショックだったのですが、
その思いは引きずっておらず、今はなんともないと思っていました。

しかし、カウンセリングを進めていくと、
当時の悲しかった思いや、つらかった思いがたくさんでてきました。

それは心の奥に抑圧されていた、
当時の悲しい思いや、つらい思いが心の奥底に溜まっていたのでした。

川上さんは、たくさん泣きました。

カウンセリングや、セラピーを通して、当時の悲しさや、つらさといった思いを、涙に流して浄化していきました。感情は十分感じていくと、解放されていき癒されるのです。

涙を拭いたティッシュの山ができるほど、泣いた川上さんは、すっきりした気持ちになったそうです。

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カウンセリングのセカンドステップのテーマは、彼を手放しについてでした。

川上さんには、不倫という恋愛を手放したい思いと、
手放したくないという矛盾した二つの思いが同時にありました。

手放したくないという思いにフォーカスを当てていくと、
手放して何もなくなってしまうかもしれない感覚が恐く、手放せなくなっていたようでした。

手放していくお手伝いをするために、川上さんに質問をしました。
「もし100%幸せな恋愛があったとしたら、今の恋愛はそのうちの何%くらいを満たしてると思いますか?直感で思い浮かんだ数字を答えてみてもらえませんか?」

すると川上さんは「80%かな」と答えてくれました。

「では、残りの20%は何だと思いますか?」と質問させてもらいました。

少し考えたあと、「最終的に私を選んでくれていないことだと思います」と話してくれました。

川上さんは、彼は私のことを大切にしてくれているが、私がさみしい思いやつらい思いをしていても、最終的には奥さんが待つ家に帰ってしまう。それは最終的には家族を選んでいるからだと思うと語ってくれました。

そして、そのことには気づいていたけど、今まで見ないように蓋をしていた気がすると話してくれました。

私は川上さんに100%の幸せを手に入れることを目標にすることを提案しました。

今が80%の幸せを手に入れているとしたら、それを手放すには恐れがでます。
100%幸せでなくても、そこそこ幸せだからです。それを手放すには勇気がいります。
ですが、100%の幸せにこだわってみませんか?と提案したのです。

この目標設定は、今の彼を手放すことの意味をつくることでもありました。
手放すことに意味を持てると、手放す勇気がでてくるものです。

川上さんは、100%幸せなパートナーシップを手に入れることにコミットをしました。

そして“お昼間に手をつないでデートができるパートナーシップを手に入れたい”と話してくださり、泣きました。
彼女の今まで我慢していた思いがあふれたのでした。
【三角関係を手放して幸せを手に入れる3へ 続く】
(この内容は、クライアントさんの許可を得て掲載させてもらっています)

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